今回は、「調理炊飯鑑定士」資格講習で教わったことから確信した炊飯法です。

以前、ある浄水器メーカーから、その水を使うとお米がおいしく炊けるかどうかを調査してレポートしてほしいという依頼がありました。
いろいろ試した結果、驚くほどおいしく炊ける方法にいきあたりました。
その炊き方は、普通に水道水でお米を研いだ後、依頼された水で浸漬しておき、炊飯する前に漬けておいた水をすてて、またその水で水加減しなおして炊飯するというものです。
真っ白な炊きあがりで、臭みがないというか雑みがなく、保温しても黄ばみにくく、私はとてもおいしいと感じました。
その理由を色々考えましたが、おそらく浸漬中にお米の中の雑みをもった物質が水中に抽出されたのだと考察しました。
ただ、そのご飯は表現を変えると水くさくなったとも言えるため、それがよいのか悪いのか、その炊き方を万人に進めてよいのか悩んでおりました。
先日の調理炊飯鑑定士講習の平田先生の講義の中で、コンビニおにぎりがおいしいのは、大量炊飯のシステムの工程で、浸漬水を捨てる工程が組み込まれているのだと教わりました。

 

さらにその翌日の星先生の講義で、50℃のお湯に野菜などつけて置いた後に試食させていただいた物は、お米のその時の感覚に似た感覚がありました。臭みがなかったのです。その時に「やはり浸漬水を捨てるのは正しい」と確信に至ったのです。
私は今後この炊き方を進めてゆきたいと思っております。雑みがとれるということは、有害な物質も取り除くことができることも考えられます。今問題になっている放射性物質もこれで良い結果が得られるかもしれませんね。