ポートレート写真

ライスガーデン丸松のある新潟県胎内市は新潟県北部に位置し、高品質高食味米の地域として評価されています。この地では「従来の」コシヒカリに加え、コシヒカリBLやこしいぶき、こがねもちも作付けされています。

現在、新潟県の大半はコシヒカリBLという、いもち病に強く改良した品種を植えています。しかし、ライスガーデン丸松では従来のコシヒカリにこだわり作付けをされております(新潟県の従来のコシヒカリとコシヒカリBLの違いについてはtraditional新潟コシヒカリ「宝玉」ご案内から)。

ライスガーデン丸松のこだわりは、台風がきても倒れない稲が証明しています

2018年度の稲刈り前に取材をした日の明け方頃、台風24号が新潟県を通過し、周囲の田んぼは軒並み倒れてしまっている状態でした。一方、ライスガーデン丸松の田んぼの稲は何事もなかったかのように、しっかりと立っていました。これまでに丹精込めて作ってきた証でもあります。

注)動画は台風が通り過ぎた後でまだ風が強い中撮影していますので、音声がとても聞きづらくなっております。

 

なぜ従来の「コシヒカリ」を作るのか?

ライスガーデン丸松の斉藤栄喜さんいわく、

  「この地区ではコシヒカリBLよりも、従来のコシヒカリのほうがおいしく作れるのです」

「遺伝子としては大きな差はないのですが、もしかしたら、おいしいお米を作りたいという思いから、おいしさの差が出るのかもしれません」

とのことでした。

収穫後のこだわり(乾燥)

一般的な乾燥では、もともとの水分値の20%程度から14.5%に下げる工程を17~18時間かけて1度で乾燥させます。

ライスガーデン丸松では、通常より低温でまず17%程度まで下げて取り出します。その後、フレコンと言われる袋の中で、水分値が均衡になるまで一度寝かせ、最後に低温で25~26時間かけて乾燥させています。

これによって、肌ずれと言われる玄米の痛みもなく、通常よりも食味が高く仕上げることができるのです。

杉本さんの役割

ライスガーデンの杉本さんは、自家農田だけでなく、近隣の農家さんから委託を受けた田んぼも任されています。

toraditional新潟コシヒカリと宝玉について

穀彩庵では、ライスガーデン丸松さんの作るような従来のコシヒカリをtraditional新潟コシヒカリと呼んでいます。

traditional新潟コシヒカリは精米工場において「宝玉」となります。

こだわりをもって大事に作られたtoraditonal新潟コシヒカリは穀彩庵の精米工場へ運ばれた後、2段階の選別を行います。

①受け入れた玄米を食味計でさらに高食味なお米を選別

②さらに2.00mmの網でふるって残った大粒のお米のみを選別

「一般的には新潟コシヒカリは1.85mmでふるいにかけるのですが、2.00mmでふるうというのは凄いことだと思う」

「できたら食べさせてほしい」

と、生産者の斉藤さんもおっしゃられています。

traditional新潟コシヒカリについて、詳しくは以下のバナーをクリックしてください。